こんにちは。ブラック企業じゃないけどブラック外部研修を受けた「やし」です。
最近旬な上記の話題、私も受けたことがあるので、時期を逃さないうちに書き留めておきます。
なんかすでに出遅れてる感がありますが…
入社式の翌日、やってきたのは小高い丘の奥にある少し人里離れた合宿研修向けの宿泊施設。
一日目はおっさん上司によるオリエンテーリング。
会社の規則や規定なんかを永遠読み上げる研修。
眠い。
…眠すぎる。
そんな感じで翌日から3日間の外部研修をすっかりナめていました。夜にコンビニに酒買いに行ったりもしたしね。
軍隊のようなお辞儀訓練
で、翌日、研修室で待たされている僕たちの所にやってくる講師。
「入ります!」という怒鳴り声。服は会社の制服ではなく白いブカブカの割烹着みたいなのを渡されます。しかも3日間着替えなし。
始まってしばらくはお辞儀とあいさつを、軍隊かよという具合で練習します。
「起立、気を付け、礼、着席」が日常生活ではまずありえないスピードで繰り返されます。
これが30分ぐらい。「体で覚え込むまで」(講師が満足するまで?)続けられます。
訳の分からん決意表明
その後「決意表明」
こちとら単にやらされてるだけなのに。
ないよ~
挙手制だったので最初はだれも手を揚げないわけです。当然。考えもまとまっていないし。すると響く講師の絶叫。
なんでも、講師によると
「君たちは新入社員。すなわちこの研修は会社の先輩の稼いだお金で開催されている。だから君たちは全力で取り組むべき」
なんか当たらずとも遠からずというか、釈然としない理論で言いくるめられます。
そして全員「ハイ!ハイ!」と言いながら手を挙げる。その決意表明の内容もまた異様で、大声で絶叫し、内容も「講師が」納得する内容でないといけません。
で、合格したと思って次のターンから手を上げないでおくと、なぜか怒られます。「全員手を挙げて、積極的に参加しろ」と。謎。
まぁ、100歩譲ってそれはいいとして、講師が知ってか知らずか2回目を当ててくるんですよね。そのたびに「私はああ、先ほどおおお、合格をいただきましたああ」と叫ばなければならない。それを一人ならまだしも3~4人は2回目を当てていました。
何のための挙手制なんだと。
おのれが手に持ってるバインダーには何が書いているんだと。
この時点で完全に講師を見下していました。馬鹿すぎる。
過呼吸になる同期現れる
ストレス耐性ない人なんかは、講師に迫られた時に過呼吸とか起こしそうだなぁ、tか思ってたら案の定、起きました。しかも延べ3人も。過呼吸起こしちゃうのは仕方ないんですし何も思いませんよ、問題はその後の講師の対応ですよね。
過呼吸で椅子から立てなくなった同期に対し、「無視を決め込むのか~?」などと罵声を浴びせたり、腕つかんで無理やり立たせようとしたりと…。
過呼吸なんて、はっきり言って決して想定外ではないだろうに、もうちょっとしっかり対応できないものなんですかね。
講師が冒頭で「私たちはあなた方の命を預かるわけですから、それに全力で応えてください」という趣旨の発言をしたのをよく覚えてますよ、私はこの瞬間外部研修の会社に体を預けるのが恐くなりました。
他にも宗教じみた歌の合唱、全員参加型で講師の誘導尋問のような討論会、
ストレッチマンも驚きの全力ラジオ体操、仕事の心得暗唱テストなど、洗脳しようとするプログラムでいっぱいでした。
ちなみに、そのあとすぐ工場実習だったので、工場で働いたんですが、
現場でそんなキビキビしたラジオ体操する方はいませんね。むしろみんなダラダラしています。
研修費用の無駄遣いを実感しました。
ちなみに10月に1日だけ「フォローアップ研修」と称して同じ外部研修会社の研修を受けました。皆、入社直後の研修でどういう内容のものかつかんでいるので、どういう言動をとれば波風立たずに済むかを考えており斜めに構えていました。笑 洗脳された人はだれ一人いなかったです。
当然普段の仕事を中断して研修に行ったのですが、いつもの仕事をしている方が遺憾の使い方として数倍マシでした。
てわけで、外部研修は、この会社(研修会社)が大丈夫なのか、また、この会社(入社した会社)が大丈夫なのかを知る良い機会になります。まぁ、前者の外部研修の会社はッ大丈夫ではない会社で、いま世間でやり玉にあげられていますが…。
こういう訳の分からんシーンに会社に勤めているとしばしば出くわすものと思います。そういう時に、斜めに構えることができるスキル、早目に身につけておくといいと思います。これも処世術というものです。
なんか書いていると研修を思い出して腹立ってきたので、この辺にしときます。